有機JAS認証野菜にも使える安全な病虫害対策

☆体に安全な病虫害対策

 

・生物農薬

 

納豆菌の仲間のバチルス族の菌を使って害虫を殺すものもあります。

天敵を放って、害虫を代わりに退治してもらう方法もありますね。

 

・有機 JAS認証農薬

ひとことまとめ

有機認証でも使える安全性の高い農薬がある

 

有機JAS認証は、有機栽培で育てた事を国が認定して、野菜のパッケージ等に使われるマークです。

下のマークを見た事があるかも知れません。

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有機JAS認証は、おおまかに言って2年以上農薬を使ってはダメ、となりの農場で農薬を使ってもダメなど、海外と比べてもかなり厳しい基準になっています。

実は、有機JASでも使える安全性が高い化学農薬があります。

 

殺菌剤のボルドーカイガラムシ対策のマシン油、先ほどの納豆菌などの生物農薬などです。

でんぷんといった、食品成分を使って殺すものもあります。

これらを家庭の園芸で使えば、他の農薬より自分の体に安心ですね。

まいたり食べたりしますから、安心なのはうれしいですね。

 

毎日買う農産物も、出来ればこのマーク入りのものが安心です。

今は有機野菜もコンビニでも見かけるようになり、値段も下がりました。

 

農薬は、用法は適応する作物をよくチェックして下さい。

 

以下は農業工業会からの抜粋です。

除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤 除虫菊から抽出したものであって、共力剤としてピペロニルブトキサイドを含まないものに限ること。
なたね油乳剤  
マシン油エアゾル  
マシン油乳剤  
デンプン水和剤  
脂肪酸グリセリド乳剤  
メタアルデヒド粒剤 捕虫器に使用する場合に限ること。
硫黄くん煙剤  
硫黄粉剤  
硫黄・銅水和剤  
水和硫黄剤  
石灰硫黄合剤  
シイタケ菌糸体抽出物液剤  
炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹  
炭酸水素ナトリウム・銅水和剤  
銅水和剤  
銅粉剤  
硫酸銅 ボルドー剤調製用に使用する場合に限ること。
生石灰 ボルドー剤調製用に使用する場合に限ること。
天敵等生物農薬  
天敵等生物農薬・銅水和剤  
性フェロモン剤 農作物を害する昆虫のフェロモン作用を有する物質を有効成分とするものに限ること。
クロレラ抽出物液剤  
混合生薬抽出物液剤  
ワックス水和剤  
展着剤 カゼイン又はパラフィンを有効成分とするものに限ること。
二酸化炭素くん蒸剤 保管施設で使用する場合に限ること。
ケイソウ土粉剤 保管施設で使用する場合に限ること。
食酢  
燐酸第二鉄粒剤  
炭酸水素カリウム水溶剤  
炭酸カルシウム水和剤 銅水和剤の薬害防止に使用する場合に限ること。
ミルベメクチン乳剤  
ミルベメクチン水和剤  
ピノサド水和剤  
ピノサド粒剤  
還元澱粉糖化物液剤  

 

ただし、市販のやさお酢などは効果が薄いですね。

 

私の一番のおすすめは、カダンセーフの薄めて使うタイプ↓です。

効果が出やすい上、500倍に薄めて500ミリペットボトル100本分使えて、効果もかなりあります。うどんこ病、灰色かび病、アブラムシ、ハダニというかなり頻度の高い病虫害に効果があります。

回数制限がないので何度でも使えて、お子様やペットの心配もないそうです。

 

作りおきはせず、その場で使い切って下さい。

有機JAS認証は多分NGですが、何度使ってもOKです。

 

カダン 花と野菜のやさしい殺虫・殺菌剤 セーフ原液 100ml

https://www.amazon.co.jp/dp/B003X61XEA/

 

それと、アオムシ等に効果のある納豆菌の仲間のボトキラー。

item.rakuten.co.jp

そして、インドセンダンという植物から抽出したニームのスプレーをまくと、害虫予防と駆除が同時に出来ます。

www.rakuten.co.jp

さらにもう一種類加えるとすれば、「ボルドーZ」と、それを植物にくっつけるための展着剤の「ダイン」の組み合わせですね。

 

ボルドー

https://www.amazon.co.jp/dp/B00MMUM3RY/

ダイン

https://www.amazon.co.jp/dp/B0026R3Q6U/

 

バラの大敵黒点病の場合は、目がぷくっとふくらんだ頃に有機ではありませんがオーソサイド、有機で使える重曹、カリグリーンを使うなどで黒点病を予防します。

カリグリーンは、なってからの治療にも使えます。

雨に当てない事、風通しの良い所で育てる事、マルチで土はねを防止する事も重要です。

オーソサイド

https://www.amazon.co.jp/dp/B0027WTF9G

カリグリーン

https://www.amazon.co.jp/dp/B003ST6W52

それでもダメなら有機ではありませんが、サブロール乳剤を1,000倍に薄めて使いましょう。

https://www.amazon.co.jp/dp/B001GHEYLM/

 

鉄腕ダッシュで紹介されていた、手作り農薬も手間はかかりますが、効果はあっていいので、作り方をご紹介します。

1.すりつぶす
とうがらし10本、にんにく3個、にら100gをすり鉢に入れ、よくすりつぶす。
2.さらに混ぜてすりつぶす
コーヒー殻ひとつかみ、茶殻急須2杯分、よもぎひとつかみ、しょうが3個を加え、さらにすりつぶす。
3.煮る
大鍋で煮立った湯6リットルに、すりつぶしたものを入れ、30分煮る。
4.さらに煮る
よく煮立ったら、焼酎1リットル、酢500cc、牛乳500ccを加え、さらに煮る。
5.布でこす
煮立った液の上澄み液をとり、布でこす。
6.冷やして完成
よく冷めたら噴霧器に入れて完成。

 

病虫害予防の基本は土作りで、日当たりや風遠しの良さなど置き場所や雨よけで防ぎ、病気になる前に有機認証の通る有害性の無い薬剤で予防すると、ほとんど防ぐ事が出来ます。